AIM予備校では、自習室でのスマホ利用は禁止しています。
AIM予備校には3つの自習室がありますが、各自習室の前に写真のような鍵付きのスマホロッカーを設置し、自習室内でスマホを使うことを禁じています。
休憩スペースなどでのスマホ利用は可能ですので、ご家族とのご連絡などでスマホを使わなければならないときは、自習室外でお願いしています。
スマホの普及、情報の多様化、オンライン授業の発達などに伴い、勉強にスマホを使いたいという人もいるでしょう。
もちろん、その利点を否定するつもりはありません。
が、本気で合格を狙うのならば、そのデメリットも考慮せねばなりません。
そしてAIM予備校は、受験勉強においては、スマホはメリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きいと判断しています。
まず、スマホは誘惑の塊です。楽しいことがいっぱい詰まっています。
確かに、「調べ物をするためにスマホを使うだけだ」と言う人も、遊ぶつもりはないでしょう。
ただ、本当に調べ物だけで終わりますか?
ついでにLINEのチェックぐらいはしますよね。
友達が面白い動画を送ってくれていたら、それの確認ぐらいはしたくなります。
ついでにTikTokのおすすめもちょっと見るぐらいはまぁいいかな、という気になるでしょう。
少し時間を食いすぎてしまったので、勉強への気合を入れるためという言い訳をして、最後にお気に入りのYouTuberの最新動画を観ちゃったりするでしょう。
こんなやり方で第一志望の難関大に合格できると思っているのならば、掛ける言葉はひとつだけ、「受験舐めんなよ」です。
本当に行きたい大学に合格する生徒のほとんどは、このような誘惑を必死に断ち切り、純度の高い努力を勉強に注ぎ込み、そしてやっと合格を勝ち取るのです。
本当に調べ物をするのにスマホを使わなければならないのなら、自習室ではなく親や講師の前で調べるようにしたりするなど、工夫すればいいだけです。
または、スマホではなく参考書を使って調べるというのもいいでしょう。
その方がはるかに勉強になることも多いですしね。
目の前に誘惑があるのに、それを無視して勉強するなんてことは、大半の人にはできません。
だったら、その「弱さ」を認識して、最初から誘惑を遠ざけておくことがいちばんいいことではないでしょうか。
「日々をそこそこ楽しく過ごすこと」が「第一志望に合格すること」よりも優先する人ならば話は別ですが、そのような方は当予備校にはそもそも向いていないと思われます。
自習室でのスマホ利用禁止・スマホロッカー設置は、ちゃんとした研究の結果にも基づいたものです。
たとえば、カリフォルニア大とテキサス大の共同研究では、「スマホが机の上にあるとき」はもちろん、「スマホがカバンの中にあるとき」でさえも、「スマホが他の部屋にあるとき」よりも、記憶能力や認知機能で大きな低下が見られることが示されています。
「手もとにあるだけ」で勉強が阻害されてしまうわけです。
なら、勉強中は部屋の外に置くようにしよう、というのは、本気で勉強に向き合うのならば、至極当然の選択と言えるでしょう。
AIM予備校は、効率と結果を最大限に重視し、受験に向き合っていきます。
そのためには、スマホが自由に使えるような自習室など、劣悪な環境でしかありません。
スムーズに連絡が取れないなど、ご迷惑をお掛けししてしまうこともあるかもしれませんが、ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。