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受験勉強に必要なファクター③~メンタルの強さ~
公開日:2020年04月04日

受験勉強に必要なファクターシリーズの第三回目は、『メンタルの強さ』。
第二回『物事の捉え方』に通ずる部分もありますが、今回は受験勉強における『メンタルの強さ』の重要性について、お話していこうと思います。

 

2020年度の入試も一通り終了を迎えました。

受験生やそのご家族の皆さん、本当にお疲れ様でした。

特段、今年度に限った話ではないのですが、毎年受験シーズンになって感じることは『メンタルの強さ』の重要性です。

先に簡単な例を挙げてしまうと、例えばセンター演習において

A君は数ⅠAで90点以上安定(試行回数10回以上)しており、

B君は80点前後で伸び悩んでいるという状態でも、

本番でA君は70点、B君は90点超え、ということはザラに起こります。

そういった事例は今年度に限らず、毎年、しかも複数の生徒に見受けられる事実です。

そして本番に強い生徒は比較的精神的に落ち着いており、かつ肝の据わった性格をしていることが多い傾向があります。

また、残念ながら本番で点数の取れない生徒は普段から精神的に不安定であったり、通常時はそうでなくとも、いざというときに心配症やアガリ症であることが多いです。

 

試験は基本的には一発勝負なので、例え実力で勝っていようとも、メンタル的な要因で力を発揮できなければ、結果は簡単にひっくり返ってしまいます。そこで泣きを見る生徒をこれまでたくさん見てきました。

ですから、やはり盤石に合格戦略を練るのであれば、『メンタルの強さ』を身に着けておく必要性はかなり高いといえるでしょう。ただ、この点については例えば『数学の微分が分からいから、先生に教わったらわかった』などというような単純な話ではなく、本人の性格上の問題もあるので、とても難しい部分があります。

では、メンタルの強さを手に入れ、本番で十分に実力を発揮するために、あるいはそうでなくとも、必要最低限度の実力を残し大失敗をしないために受験生に出来ることは何なのでしょうか。

今回は具体的に3つお話しようと思います。

 

 

一つ目は、『本当の意味での自信をもつ』ということ。

 

自分に自信が持てれば、自ずとメンタルも強くなります。ただし『本当の意味で』というところが大切です。つまり、根拠のないから元気ではなく、一年間(あるいはそれ以上)必死に頑張ってきた、誰よりも努力してきた、と言い切れる受験生活を送ることにより身についた、根拠ある自信というものは、本番において本当の意味で受験生の味方になってくれます。

なかには、勉強を始める前から元々根拠のない自信を持っている方もいらっしゃいます。これが絶対に悪いということではないのですが、こういったはりぼて的な自信は、なにかの拍子に打ち砕かれてしまうことが多く、今回の話題には則しておりません。

努力の結果身についた裏付けのある自信をもつことで、たとえ試験中にパニックになったとしても、“これだけやってきたんだから、落ち着いてやれば大丈夫”と思えたり、あるいはたとえ解けなかったとしても、“これだけやってきた俺が分からないんだから他の人もわからないだろう”と思えることで、次の設問への影響は減ってくるでしょう。

結局のところ、そういった自信がつくまでの努力をする、ということが重要なのかもしれません。

 

 

二つ目は、『合格することへの執着心を捨てる』ということ。

 

誤解の無いようにあらかじめ言っておきますが、『受かることを諦めよう』ということを言っているわけではありません。そうではなくて、勿論基本的には第一志望に合格する為に、一年間、寝ても覚めても勉強するわけなのですが、最終的に、本番の試験を受ける前に、『これだけやって受からなかったらどうしよう・・・』『点が取れなかったら、受からなかったら、、、』と考えるのではなく、『これだけやってきて無理なら仕方ない』『やれることは全てやったからあとは神様にお任せして悔いなく受けよう』と思って、リラックスし、結果に執着するのではなく、自分の実力を発揮することのみに意識を集中する思考を行うことが大切です。そうやって結果への執着を手放すことで逆に良い結果が得られることも多いです。

 

そして最後、三つめは、『普段から切迫感をもって勉強する』ということです。

 

指導経験上、普段の勉強中にリラックスしすぎている人が多いと感じます。

例えば、

『問題集を反復する際に、ストップウォッチでタイムプレッシャーをかけることを行っていない』

『センター演習を行う際に、マークシートにマークすることを行っていない』などです。

当然ながら、本番では時間制限があります。マーク試験ならマークを塗ることが必要になります。普段の勉強からこういったことを意識していないと、本番で『いつもと違う状況』を自ら作りに行ってしまっていることになります。そうなってしまっては、当たり前ですがいつも通りの実力を本番で発揮することが難しくなるのは当たり前のことです。こういった点もメンタルを動揺させる要因となります。注意していくべきでしょう。

 

 

以上、今回は受験生に必要な『メンタルの強さ』ということをテーマにお話ししました。

他にも、本番に強くなる方法はたくさんあると思いますが、以上3点は、私がこれまでの指導経験のなかで特に効果的だと感じた内容です。

皆さんも普段から本番意識を高め、メンタルを強くする意識をもつことで、受験本番でも力を発揮できる人間を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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